初日から休みなくブルペン入りしているプロ野球・楽天のルーキー田中(駒大苫小牧高)。疲労を心配した首脳陣は5日、この日を「ノースロー日」に決めていたが、決め事はあっさり破られた。東尾修、佐々木主浩の名球会メンバーや江夏豊の評論家3氏がそろって訪れたからだ。お目当てはもちろん田中。野村監督は急きょ田中にブルペン入りを指令し、田中は捕手を立たせたまま約30球を投げた。プロの先輩たちが見守る中、突然の投球指令にも関わらず「自分の投球を楽しみにしてくれている。投げられてラッキー」と笑顔の田中。大物ぶりを発揮した。