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北海道、今年は「暑夏」 北半球の高温続き異変? 冬にエルニーニョなのに…
今年の夏は、平年より気温の高い「暑夏」となりそうだ。この冬はエルニーニョ現象が起きたため、通常なら北海道は冷夏となるはずだが、気象庁の分析によると、ここ数年の北半球の高気温続きが、「法則」破りの結果をもたらしそうだ。札幌管区気象台は「地球温暖化の影響も否定できない」としている。

 エルニーニョは、南米ペルー沖の太平洋で海面水温が上昇し、世界的な異常気象をもたらす現象。昨年八月から今年二月にかけて発生した。

 札幌管区気象台によると、エルニーニョ現象が冬に発生した場合、北海道では続く夏、冷気を噴き出すオホーツク海高気圧が発達して、冷夏となるケースが多い。過去二十年間では、このパターンとなった一九八八年、九八年、二○○三年は、いずれも冷夏だった。○三年六-八月の北海道の平均気温は平年を一・一度下回り、戦後五番目の低さとなり、農作物の生育も大幅に遅れた。

 ところが、気象庁がスーパーコンピューターなどを使って予測したところ、今年は「暑夏」の可能性が大。「○三年ごろから北半球全体の気温が高い傾向が続いており、それが原因の一つ」と札幌管区気象台は説明する。

 今年、予測通りに暑夏だと、四年連続になる。札幌管区気象台は昨年、四六年に統計を取り始めて以来初めて、三年連続で暑夏を記録しており、今年、さらに記録を更新することになる。札幌管区気象台は「長いスケールで見たとき、ここ数年の暑夏の傾向は温暖化の特徴とされるのではないか」としている。

 北大大学院地球環境科学研究院の渡部雅浩准教授は「過去百年の国内の気温データと比べると、五、六月の気温はここ十年、じわじわと上がっており、地球温暖化の影響があると言える。ただ、月ごと、地域ごとの変動は豪雨や熱波など個々の気象が影響しており、さらに細かく見る必要がある」と話している。

(北海道新聞引用)
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