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札幌っ子が見つけた小樽の町文化 篠路高図書局が小樽文学館で企画展
札幌篠路高校の図書局(金沢千春局長、十三人)で活動する生徒たちが小樽市内で見つけた“町文化”を発信する企画展「小樽探検日和(びより)」が十二日、市立小樽文学館で始まった。小樽商大生有志も参加。若い視点で再発見したマチの魅力や市内商店主などのインタビューを、壁新聞形式でまとめるなどして、にぎやかに展示している。

 同校は毎年、二年生のバス遠足で小樽を訪れており、図書局は事前学習に利用してもらうため、小樽関連の書籍や資料を学校図書館に展示している。

 昨年、札幌の神社や老舗を取材して紀伊国屋書店札幌本店を会場に「町旅のすすめ」と題する展示を行ったのをきっかけに、小樽版“町旅”を企画。今年の夏休みに小樽を訪れ、マチの魅力を調べた。

 会場には、壁一面に小樽市内の「工藤書店」「丸文書店」「いろは堂書店」「菊池金魚熱帯魚店」の店主らに聞いた話を張り出し、「昔の書店員は、本州から届く本を取りにソリやリヤカーで駅に行ったものだ」などと当時をほうふつとさせるエピソードを紹介。図書局が集めてきた小樽関係の刊行物も書籍からミニコミ紙までずらりと並べた。

 また、銭湯研究家でもある顧問の塚田敏信教諭が集めた小樽の銭湯資料のほか、商店主らの協力で、商店のレトロな包装紙や顧客に配るうちわ、そば店のはし袋、小樽土産、運河グッズなどが所狭しと並べられ、おもちゃ箱をひっくり返したよう。商大コーナーには学園祭のうちわが並ぶ。

 「どの店主も、町と商売の歴史を熱く語ってくれ、面白い逸話が集まった」と金沢局長(三年)。三十年来、小樽に通っている塚田教諭は「小樽の小路は掘り下げると文化的な深さがあり、観光スポットよりずっと面白い。身近すぎて市民が気付かない魅力を伝えられたら」と話す。

 展示物を入れ替えながら二カ月程度展示。同文学館の通常入館料で入場できる。
(北海道新聞 引用)
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