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半世紀にわたり障害児を応援 札幌肢体不自由児者父母の会 記念にポスター
身体障害児の家族でつくる札幌肢体不自由児者父母の会(柏谷和夫会長)が創立五十周年を記念し、活動をPRするポスターを作った。車いすに乗った子供と母親の姿を描いたぬくもりあふれるデザインで、同会は「障害者だけでなく、健常者にも活動を知ってほしい」と話している。

 同会の前身「札幌小児マヒ母の会」は一九五七年に発足し、六一年に現在の名称に変更した。障害者の自立のため、共同作業所を開いたり、重度障害者だけの独自の成人式を行ったりするなど、半世紀にわたり、障害者を応援し、支えてきた。現在は約百七十世帯が入会している。

 ポスターは五十周年を迎えた昨年十月、活動を広く知ってもらおうと、イラストレーターの石川由起枝さん(33)=西区=に制作を依頼。図案は石川さんと北区の主婦水間敏子さん(44)ら四人の会員が話し合って決め、このほど、完成させた。

 A2判で、鳥が卵からかえって空に羽ばたくまでのイラストと、車いすの子供に母親が優しい笑みをたたえて寄り添う姿を描いている。

 ポスターの上部に書いた「障がいのある子を育てるのって大変?」という言葉には、「大変なことばかりではなく、楽しいこともたくさんある」という思いと「大変なら、会に入って一緒に活動しませんか」という呼びかけの意味を込めた。

 脳性まひの子どもを育てた経験のある副会長の山内まゆみさん(51)は「身近に障害児とその家族が暮らしていることを分かってもらいたい」と話す。三百枚作っており、区役所などに掲示する予定だ。
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