2ntブログ
最近のニュースについてコメントします!
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
取水停止公表せず 断水発生時に北見市 住民から電話殺到
【北見】北見市で二十六日夜発生した断水で、同市は当初、取水停止と配水量縮小を公表せず、何も知らされぬまま断水した世帯の市民から、同市などへ問い合わせの電話が殺到した。市は「各家庭での水のくみ置きが断水を招くことを恐れた」と弁解するが、生活情報の公表を渋る姿勢に、市民は不信感を募らせている。

 同市は二十六日午後五時三十七分、常呂川からの取水を停止。家庭への配水量を一時は通常の10%まで絞った。市民に節水を呼び掛ける目的で記者会見を開いたのは、約三時間半後の同九時すぎだった。市幹部は「(情報を公表しなければ)何とか断水を回避できると思った」と打ち明ける。

 背景には、二十四-二十六日の断水での苦い経験があった。広報車で「断水の可能性がある」と周知したところ、「市民が水をため、配水池が底を突いて断水に至った」(市)と言う。

 ただ二十六日夜、市が周知なしに配水量を極端に減らした結果、午後九時ごろから水圧の不足する地域で断水世帯が続出。市企業局では抗議や問い合わせの電話が鳴り続ける一方、インターネットの掲示板では地域ごとの詳細な断水状況が次々書き込まれた。

 七十代の男性は「顔を洗おうとしたら水が出なかった。市役所の電話もつながらず、何が起きているか理解できず不安だった」と話している。

(北海道新聞 引用)
Copyright © 2005 ニュース. all rights reserved.