携帯電話にチャージ(入金)した電子マネーで電車に乗ったり買い物ができたりするJR東日本の会員制サービス「モバイルSuica(スイカ)」で、不正に入手した他人のカード情報を悪用して電子マネーが使われる被害が昨年12月以降相次ぎ、被害額は1000万円を超えていることが9日、JR東日本の調べで分かった。
不正に使われたカードは65枚に上り、1つのカードで約300万円が使われたケースもあるという。JR東日本は警視庁原宿署に被害届を提出。同署は電子計算機使用詐欺の疑いで捜査に乗り出した。
JR東日本などによると、モバイルスイカの電子マネーはクレジットカードで決済される。カード情報や氏名、生年月日などを登録し、携帯電話に電子マネーを入金するが、カードの暗証番号の入力が不必要なうえ、会員情報とカード会社の情報が一部しか照合されず、不正に入手したカードでも登録することが可能になっていた。
不正に使われたカードは65枚に上り、1つのカードで約300万円が使われたケースもあるという。JR東日本は警視庁原宿署に被害届を提出。同署は電子計算機使用詐欺の疑いで捜査に乗り出した。
JR東日本などによると、モバイルスイカの電子マネーはクレジットカードで決済される。カード情報や氏名、生年月日などを登録し、携帯電話に電子マネーを入金するが、カードの暗証番号の入力が不必要なうえ、会員情報とカード会社の情報が一部しか照合されず、不正に入手したカードでも登録することが可能になっていた。