【夕張】市の南部地区在宅福祉サービス推進委員会が十二日に南部コミュニティーセンターで開いた、同地区の七十歳以上が対象の「お食事会」に、放送タレントの永六輔さん(74)と講談師の神田山陽さん(41)が参加し、軽妙な掛け合い漫談を披露して約四十人の参加者を笑わせた。
同委員会は毎年、敬老の日に祝賀会を開いてきたが、市の財政破たんで補助金がカットされ、代わりに今回の会を企画。南部地区に知人がいる札幌のフリーライターみかみめぐるさん(53)が神田さんに声を掛け、二人をゲストに招いた。
ただ、「予定が決まった旅は嫌い」という永さんは、神田さんにお食事会への参加を知らされないまま会場入り。夕張特産のナガイモが入ったイモ団子汁を味わい「いろいろな人のつながりのおかげで、良い旅になった」と笑顔を見せた。
即席の漫談で永さんは「しゃべる時の専用の入れ歯と食べる時の入れ歯と二つ持っているが、北海道ではうまいものが食えると聞き、食べるほうで来ちゃった」などと話し、爆笑を誘った。神田さんも忠臣蔵を題材とした講談の一部を披露し大きな拍手を受けた。永さんは「夕張に来たのは五、六年ぶりだが、市が財政破たんしても、住民の多くは普通の日常を過ごしている。騒ぎ過ぎないほうがいいのでは」と話していた。
(北海道新聞 引用)
同委員会は毎年、敬老の日に祝賀会を開いてきたが、市の財政破たんで補助金がカットされ、代わりに今回の会を企画。南部地区に知人がいる札幌のフリーライターみかみめぐるさん(53)が神田さんに声を掛け、二人をゲストに招いた。
ただ、「予定が決まった旅は嫌い」という永さんは、神田さんにお食事会への参加を知らされないまま会場入り。夕張特産のナガイモが入ったイモ団子汁を味わい「いろいろな人のつながりのおかげで、良い旅になった」と笑顔を見せた。
即席の漫談で永さんは「しゃべる時の専用の入れ歯と食べる時の入れ歯と二つ持っているが、北海道ではうまいものが食えると聞き、食べるほうで来ちゃった」などと話し、爆笑を誘った。神田さんも忠臣蔵を題材とした講談の一部を披露し大きな拍手を受けた。永さんは「夕張に来たのは五、六年ぶりだが、市が財政破たんしても、住民の多くは普通の日常を過ごしている。騒ぎ過ぎないほうがいいのでは」と話していた。
(北海道新聞 引用)